
横川の小聖よろしく、自信満々の様子で男の家に行った山伏ですが、そこで見せられた茸にびっくり。人そのものなのに、ちゃんと茸に見えるのが不思議です。
映像を見ているといつの間にか茸が生えているようですが、実際には舞台向って右奥の切り戸口から出入りしています。
まずは一体だけの登場ですが、それだけでも十分不気味です。笠を被り、面をつけて、袖の中に両手を隠して前で合わせています。座っているこの姿だけでも十分巨大な茸に見えますね。
横川の小聖よろしく、自信満々の様子で男の家に行った山伏ですが、そこで見せられた茸にびっくり。人そのものなのに、ちゃんと茸に見えるのが不思議です。
映像を見ているといつの間にか茸が生えているようですが、実際には舞台向って右奥の切り戸口から出入りしています。
まずは一体だけの登場ですが、それだけでも十分不気味です。笠を被り、面をつけて、袖の中に両手を隠して前で合わせています。座っているこの姿だけでも十分巨大な茸に見えますね。
横浜国立大学名誉教授。中世日本文学(特に能楽)、古典教育を専門とする。『歌舞能の系譜――世阿弥から禅竹へ』(ぺりかん社、2019年)ほか、能楽・古典教育に関する著書多数。
奈良大学文学部国文学科。高校・大学で美術部に所属し、第29回奈良県高校生アートグランプリでは、平面の部 特別賞を受賞した。奈良大学の講義ではじめて狂言に接し、その感動をイラストで表現している。